TOP開催概要国際陶磁器フェスティバル美濃’05ORIBEX2007テーブルコーディネートコンテスト 美濃焼のある食卓風景>審査員・講評

審査員・講評

木村 ふみ

木村 ふみ(審査委員長)/食環境プロデューサー
第5回目を迎えた今回のコーディネート部門の内容は前回に比べ、さらにレベルの高いものとなった。食卓全体のバランス、色調、素材の取り合わせなど工夫が見られた。
又、5周年記念特別部門は、展示スペースも工夫し、今までに見られない作品も出展され、興味深いものとなった一方で、今後のコーディネートのあり方を問われることともなった。
ディスプレーと食事のできる食卓との位置付けなど、各審査員と議論になった点を報告したい。

今田 龍子 今田 龍子(審査員)/「婦人画報」編集長
このコンテストも5周年を迎え、コーディネート部門「お酒のある風景」は全体のレベルが向上し、実力が拮抗。その中で受賞となった作品には「見せもの的なディスプレイ」から脱却した借りものではないリアリティがあった。あまたあるテーブルコーディネートコンテストに今後求められるのは、「脱模倣」であると思う。
5周年記念の仮想ゲストのための食卓は、誠に楽しく、ロマンティックな作品が多く、今後の可能性を示唆させるものが多く見られた。 
橘田 洋子 橘田 洋子(審査員)/デザインディレクター Citrus主宰
(5周年記念の新しい試みとして実施した)特別部門は、ホールを飛び出した空間プレゼンテーションが面白く、又、通常おとなしくなりがちな色づかい、モチーフのアイデアなどを挑戦された興味深い作品が多く、有意義でした。
コーディネート部門は、美濃焼の器の造形や面白さを生かしたコーディネートの多さに何より感心させられました。中でも、グランプリの方は、その構成力、空気感のつくり方は、脱帽!!でした。
神谷 利徳 神谷 利徳(審査員)/(株)神谷デザイン事務所 代表取締役
(コーディネート部門)外食で酒を呑む機会が薄れてきた昨今、家族や友人を家に招いてのコーディネートもこんなに豊になるとは!まだまだ、お酒はいいよねぇ。今回は、どれも今までとは少し違うエネルギーを感じました。
(特別部門)招く相手との捉え方が、テーブルコーディネートの概念を越えて、新たなコミュニケーションの手段となっていく想像力豊かな出品者の感性に脱帽しました。
加藤 幸兵衛 加藤 幸兵衛(審査員)/陶芸家 (社)美濃陶芸協会 会長
年々レベルが上ってきていると思うが、思い切った切り口の作品が少ない。実際にコーディネートに入る前にもっとアイデアを練り、深く掘り下げてもらいたい。使用する器の技法や小物に類型化が見られる。一時の流行に左右されず、自分の眼を信じて、これらを選び出すころが肝要だ。テーブルコーディネートの範疇をどこまで認めるかという点において、審査員の意見が割れた。このことは、新しい可能性を示唆すると同時に、ある種の破調、破格を是認する危険信号であろう。
滝 多賀男 滝 多賀男(審査員)/(株)水明館 代表取締役