作品詳細
「高台織部鮨皿」
【器に込めた想い】
強豪犇めく東京でミシュラン一つ星を連続して獲得されておられるだけあって、はじめに器の要望を頂く段階から、器に対するコダワリを強く感じました。特に織部の色にコダワリたい、現時点で使用している織部の器も厳選しているが満足していないとの事でした。織部釉と言えば美濃の地が本場であり、特に私たちの商社・窯元がある土岐が発祥の地であると言われています。織部の最高峰の作品は、機会があれば発祥の地で製作したいとの思いが有ったことから、今回の「産業振興コンペティション」の企画は渡りに船でした。

【商社】株式会社山三三宅
土岐市駄知町で初代社長三宅敏郎が創業してから70年、山三三宅は飲食のプロに向けてオリジナル食器を企画・提案してきており、近年は特に「どんぶり」に力を入れ、らーめん店をはじめ、そば・うどん店など丼物を主軸としたお店でご使用頂いております。

【窯元】有限会社秀峰
秀峰は1954年より岐阜県土岐市駄知町で陶器の器を製造しており、先人の知恵・教えが現代の生活を豊かにするものであると信じ、織部などの美濃焼の伝統を守りつつ現代に溶け込んだ食器作りを志しています。

【飲食店】麻布十番おざき
江戸の情緒が沁みこんだ街の路地裏に麻布十番おざきはございます。御客様との御縁、食材一つ一つに感謝し、気持ちを込めて御料理、鮨に取り組み、日々精進しております。一期一会の出会いの中で、最高の状態で御食事を召し上がって頂き、「楽しかった、美味しかった」と言って頂ければ幸いです。