安土桃山時代から江戸時代初頭の美濃窯では、畿内での茶の湯の流行を受け黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部といった美濃桃山茶陶が生産され、その後、織部に代わり「御深井」と呼ばれる中国の青磁を意識した焼物を生産するようになります。御深井の生産が始まった元和年間(1615–1624)は、徳川幕府が安定を迎えた時代で且つ、天下一の茶人が古田織部から小堀遠州へと受け継がれた時代です。本展では御深井の特徴と生産の意味について考えます。
セット券対象7施設の展覧会
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